令和3年6月22日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
ホタテガイの付着は、ほぼ終息しました。
調査結果の概要
唐丹湾の水深10m層の水温は15.5℃で、昨年度同時期と同程度となりました。透明度は8mでした。
唐丹湾において、ホタテガイ付着稚貝が13個/袋(採苗器7日間垂下)確認され、付着数は前回に引続き少数となりました(36個→13個/袋/週)。県内の他の調査点においても、付着数はわずかでした。船越湾吉里吉里では、972個/袋(採苗器42日間垂下)の付着が確認されましたが、殻長2mm以上の個体が主体でした。
唐丹湾のホタテガイラーバは、殻長200μm未満の小型個体が49個/m3、200μm以上の大型個体が15個/m3確認され、大型個体の出現数は前回に引続き少数となりました。
宮城県の状況(6月17日発行ホタテガイ採苗通報(第9報))
付着稚貝が確認されている。大型幼生はわずか。
今期の採苗情報は今回で終了となります。
7月下旬に付着状況調査を行い、臨時採苗情報を発行する予定です。