令和4年4月13日
県中部沖10海里以内の水温は、表面、100m深ともに平年より1~3℃程度低め
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)本県沿岸10海里(19km)以内の表面水温は2~7℃台。前年は6~11℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面ではトドヶ埼5~10海里に分布していた。100m深では、トドヶ埼10海里に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、表面、100m深ともに分布がみられなかった。
※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。
図1 水温の分布(令和4年4月6~8日)
図2 水温の分布(令和3年4月8~9日)
2. 平年偏差(図3)
1)10海里以内の表面水温は、県中部沖5~10海里で1~3℃程度低め、県南部沖0~10海里で1℃程度低めであった。
2)10海里以内の100m深水温は、県中部沖5~10海里で1~3℃程度低めであった。
図3 水温の平年偏差
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で5~7℃台、トドヶ埼定線で1~7℃台、尾埼定線で2~6℃台、椿島定線で4~7℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、トドヶ埼定線の5海里では表面~50m深に、10海里では表面~300m深に分布していた。尾埼定線では10海里の150~300m深に、椿島定線では0~5海里の20~50m深に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、全ての定線において分布がみられなかった。
図4 水温の鉛直分布(令和4年4月6~8日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
予測される5月の水温は、沿岸10海里内の100m深はトドヶ埼定線で「やや低め」、黒埼、尾埼、椿島定線では「平年並み」。各0海里定点の10m深は、全ての定点で「平年並み」
1予測時期
・5月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。