2022年度ワカメ養殖情報第2号

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令和4年10月21日発行

漁業指導調査船岩手丸が実施した海洋観測10月分(9月27~30日実施)の結果から50日先の0海里表面の栄養塩濃度が20μg/L※を超える確率を予測しました。同確率が80%を超える時期は、黒埼は11月上旬、尾埼と椿島は同月中旬で、トドケ埼は同月中旬まで超えない結果となりました。(図1)。

船越湾吉里吉里漁場の表面の栄養塩は、10月11日は、18.4μg/Lと高めとなっていましたが、10月18日には、4.6μg/Lとなりました。

今後の栄養塩や水温の変化に注意し、巻き込み作業の準備を進めてください。
※ ワカメ種苗の巻き込み時に必要とされる栄養塩濃度

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図1 栄養塩が20μg/L以上となる確率(予測結果)
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図2 0海里での栄養塩濃度の推移

*栄養塩供給予測のためのソフトウェア開発は、農林水産省 農林水産技術会議による「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」による成果です。
*本予測は、栄養塩を分析してから50日先まで可能です。

(参考)三陸沿岸の水温情報サイト

「東北ブロック沿岸水温速報」(PCサイト)

「いわて大漁ナビ」
県内6湾の定地水温情報を1時間毎に確認できるほか、人工衛星画像で沖合の水温状況も把握できます。