2023年2月沿岸定線海洋観測結果

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令和5年2月13日

10海里以内の表面・100m深水温は、トドヶ埼定線で1℃程度高めのほかは平年並み。

1. 水温分布(図1、図2、付表)

1)10海里以内の表面水温は7~8℃台。前年は1~7℃台であった。100m深水温は7~8℃台。前年は5~7℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面、100m深ともに分布がなかった。
3)10℃以上の水温帯は、表面では椿島定線の50海里に分布していた(付表)。100m深には分布がなかった。

図1 水温の分布(令和5年2月3~7日)

図2 水温の分布(令和4年2月8~9日)

2. 平年偏差(図3)

1)10海里以内の表面水温、100m深水温ともに、トドヶ埼定線で1℃程度高めのほかは「平年並み」であった。
2) 20~50海里の表面水温は、黒埼定線の20~40海里で1~2℃程度高めであった。100m深水温は、黒埼定線の20~40海里で1~2℃程度高め、トドヶ埼、尾埼、椿島定線の20~30海里で1℃程度高めであった。

図3 水温の平年偏差

3.水温の鉛直分布(図4、付表)

1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で7~8℃台、トドヶ埼定線で4~8℃台、尾埼定線で6~8℃台、椿島定線で7~9℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線では20海里の300m以深、30~50海里の200m以深に分布していた。トドヶ埼定線では10~20海里の300m以深、30~50海里の200m以深に分布していた。尾埼定線では20~50海里の250m以深に分布していた。椿島定線では20~30海里の300m以深、40~50海里の250m以深に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、椿島定線の50海里の75m以浅に分布していた。


図4 水温の鉛直分布(令和5年2月3~7日)

4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)

3月は、100m深は全域で「平年並み」、各0海里定点の10m深は全ての定点で「平年並み」と予測。

1予測時期
・3月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。