令和5年6月1日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
唐丹湾ではホタテガイの付着が継続、ラーバも大型化しています。採苗器の分散投入を進めてください。
調査結果の概要
唐丹湾の水深10m層の水温は11.7℃で、透明度は9.0mでした。
唐丹湾では、殻長200μm未満の小型のホタテガイラーバが89個/m3、200μm以上の大型のラーバが26個/m3出現し、大型のラーバが増加傾向です。
唐丹湾ではホタテガイ付着稚貝が26個/袋(採苗器13日間垂下)確認され、そのうち付着直後と思われる稚貝は11個/袋(ホタテガイ付着稚貝数全体の42%)でした。
県下沿岸各地でも稚貝の付着が継続しています。
例年と異なり今年は少量の稚貝の付着が長期間続くと予想されますので、採苗器の分散投入を進めてください。
陸奥湾の状況(5月25日発行ホタテガイ採苗速報(第10号))
ラーバの出現は例年よりも少ない。付着数も例年よりもかなり少ない。
目合いの細かいパールネットを用意し、小さな稚貝も有効活用するよう指示。
宮城県の状況(5月31日発行ホタテガイ採苗通報(第7報))
週間の付着数は増加傾向であるが、低調のまま推移する可能性があるので、採苗器を分散投入するよう呼び掛け。