令和5年6月16日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
唐丹湾ではホタテガイ稚貝の付着が増加、ラーバも大型化しています。採苗器の投入を完了してください。
調査結果の概要
唐丹湾の水深10m層の水温は14.8℃で、透明度は8.0mでした。
唐丹湾では、殻長200μm未満の小型のホタテガイラーバが75個/m3、200μm以上の大型のラーバが47個/m3出現し、大型のラーバが出現する割合は引き続き増加傾向です。
唐丹湾ではホタテガイ付着稚貝が99個/袋(採苗器7日間垂下)確認され、そのうち付着直後と思われる稚貝は少なく、400μm以上で周縁殻が大きく広がった稚貝が78個/袋とホタテガイ付着稚貝数全体の78%以上となりました。
県下沿岸各地でも稚貝の付着が継続して増加傾向です。
例年と異なり、ホタテガイのラーバの発生時期と稚貝の付着時期が遅くなっています。採苗器の投入を完了してください。
陸奥湾の状況(6月8日発行ホタテガイ採苗速報(第12号))
稚貝を有効活用するため、採苗器の袋替えを控えて採苗器の目詰まり等があって袋替えの必要に迫られた場合は新たな採苗器を投入するよう指示。
宮城県の状況(6月14日発行ホタテガイ採苗通報(第9報))
週間の稚貝付着数は継続し、ややまとまった数の付着を確認。