令和5年6月22日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
唐丹湾ではホタテガイのラーバは減少傾向
稚貝の付着数は継続して増加傾向です。
調査結果の概要
唐丹湾の水深10m層の水温は15.5℃で、透明度は10.0mでした。
唐丹湾では、殻長200μm未満の小型のホタテガイラーバが57個/m3、200μm以上の大型のラーバが11個/m3出現し、大型のラーバが出現する割合もラーバ全体の出現量も減少傾向です。
唐丹湾ではホタテガイ付着稚貝が142個/袋(採苗器7日間垂下)確認され、そのうち付着直後と思われる稚貝は少なく、周縁殻が大きく広がった500μm前後の稚貝が大半を占めていました。
県下沿岸各地でも稚貝の付着が継続して増加傾向です。
例年と異なり、ホタテガイの大型のラーバの出現時期と稚貝の付着時期が遅くなっています。