令和5年7月3日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
唐丹湾ではホタテガイのラーバは減少傾向、
稚貝の付着数は継続して増加傾向です。
調査結果の概要
唐丹湾の水深10m層の水温は14.4℃で、透明度は9.0mでしたが、表面(0m深)の水温は18.4度と高くなってきています。
唐丹湾では、殻長200μm未満の小型のホタテガイラーバが55個/m3、200μm以上の大型のラーバが9個/m3出現し、大型のラーバが出現する割合もラーバ全体の出現量も減少傾向が続いています。
唐丹湾ではホタテガイ付着稚貝が249個/袋(採苗器7日間垂下)確認され、そのうち付着直後と思われる稚貝は少なく、周縁殻が大きく広がった500μm前後の稚貝が大半を占めており、稚貝の付着は継続して増加傾向です。
小型のホタテガイラーバは出現しているので、採苗器への稚貝の付着は今後も継続すると考えられます。