2023年9月沿岸定線海洋観測結果

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令和5年9月13日

70海里以内の表面水温は広く20℃以上となっており、平年より2~5℃程度高い。

1. 水温分布(図1、図2、付表)

1)10海里以内の表面水温は23~26℃台。前年は21~22℃台であった。100m深水温は12~15℃台。前年は7~15℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面には分布がなく、100m深では黒埼定線の50海里とトドヶ埼定線の40海里に分布していた。
3)20℃以上の水温帯は、表面では観測海域の全域に分布していた。100m深には分布がなかった。なお、表面水温については、トドヶ埼定線の70海里、尾埼定線の0~5海里及び70海里、椿島定線の0~70海里で25℃以上の水温帯が分布していた。

図1 水温の分布(令和5年8月29日~9月6日)

図2 水温の分布(令和4年8月29~30日)

2. 平年偏差(図3)

1)10海里以内の表面水温は2~4℃程度高めであった。100m深水温は黒埼定線及びトドヶ埼定線で3~5℃程度高めであった。
2)10海里以遠の表面水温は、2~5℃程度高めであった。100m深水温は、黒埼定線の10~30海里で5℃程度、尾埼定線の20~50海里で3~6℃程度、椿島定線の20~50海里で2~4℃程度高めであった。一方、黒埼定線及びトドヶ埼定線の40~50海里では、1~2℃程度低めであった。

図3 水温の平年偏差


※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。

3.水温の鉛直分布(図4、付表)

1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で12~24℃台、トドヶ埼定線で3~24℃台、尾埼定線で7~25℃台、椿島定線で12~26℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線では20~30海里の300m以深、40海里の150m以深、50海里の100m以深に分布していた。トドヶ埼定線では10海里の300m以深、20~30海里の150m以深、40海里の100m以深、50海里の150m以深に分布していた。尾埼定線では20~50海里の250m以深に分布していた。椿島定線では分布がなかった。
3) 20℃以上の水温帯は、全ての定線の0~70海里の50m以浅に分布していた。


図4 水温の鉛直分布(令和5年8月29日~9月6日)


【参考】 東経146°までの水温の分布(令和5年8月29日~9月6日)

4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)

10月上旬の100m深水温は「平年並み」~「やや高い」、各0海里定点の10m深水温は黒埼で「高い」、トドヶ埼、尾埼、椿島で「極めて高い」と予測された。

1予測時期
・10月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。