令和6年4月18日
10海里以内の表面水温は8~17℃台で、平年より1~11℃程度高め。
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)10海里以内の表面水温は8~17℃台。前年は7~9℃台であった。100m深水温は7~14℃台。前年は7~9℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面、100m深ともに分布がなかった。
3)10℃以上の水温帯は、表面で黒埼定線0海里定点以外の全定点に、100m深で黒埼定線30海里及びトドヶ埼定線以南の全定点に分布していた。
図1 水温の分布(令和6年4月10~12日)
図2 水温の分布(令和5年4月10~18日)
2. 平年偏差(図3)
1)10海里以内の表面水温は1~11℃程度高め、100m深水温は、0~8℃程度高めであった。
2)10海里以遠の表面水温は、黒埼定線が5~10℃程度、尾埼定線が9~11℃程度、トドヶ埼定線及び椿島定線が10~11℃程度高めであった。100m深水温は、黒埼定線が2~9℃程度、トドヶ埼定線が10℃程度、尾埼定線が9~10℃程度、椿島定線が10~11℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で7~11℃台、トドヶ埼定線及び尾埼定線で5~17℃台、椿島定線で12~17℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線の30海里~50海里定点の300m及び黒埼定線の70海里定点200m以深に分布していた。トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線では分布していなかった。
3)10℃以上の水温帯は、黒埼定線の0海里定点以外広く分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和6年4月10~12日)
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)
5月の沿岸50海里内の100m深水温は、トドヶ埼10海里が「極めて高い」、それ以外の定点では、「やや高い~高い」、各0海里定点の10m深は全域で「極めて高い」と予測。
1予測時期
・5月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。