2024年度漁場環境情報(大船渡湾No3)

漁場環境情報(PDFファイル)のダウンロードページはこちら

Pocket

令和6年6月12日

水温は表層から底層までおおむね13~17℃台となり、透明度は湾口部のSt.6を除き前月よりも低い値となっていました。

6月6日に実施した大船渡湾内観測結果をお知らせします。

水温は、2.5m層及び15m層では前月からほぼ横ばいで、大きな変化はありませんでした。

塩分は前月と比べて、2.5m層及び15m層ともに低下しています。黒潮続流の離岸によるものと推測されます。また、St.2及び5の2.5m層は31~32台と著しく低下しており、降雨や地先の河川水の流入等による影響があったと考えられます。

透明度は植物プランクトンが前月に続いて増加傾向で、St.6を除く定点で低下傾向となっていた前月よりも更に低下していました。

溶存酸素量はSt.6の海底上1mで著しく低下し、水産用水基準値の「内湾漁場の夏季底層において最低限維持しなければならない」4.3mg/L台となっており注意が必要です。

担当:漁場保全部