2024年7月沿岸定線海洋観測結果

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令和6年7月9日

10海里以内の表面水温及び100m深水温は0~2℃程度高め。

1. 水温分布(図1、図2、付表)

1)10海里以内の表面水温は17~19℃台。前年は17~19℃台であった。100m深水温は10~12℃台。前年は9~13℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面、100m深ともに分布がなかった。
3)20℃以上の水温帯は、表面では椿島定線の20海里に分布していたが、その他の定点及び100m深の各定点には分布がなかった。

図1 水温の分布(令和6年7月2~4日)

図2 水温の分布(令和5年7月3~5日)

2. 平年偏差(図3)

1)10海里以内の表面水温、100m深水温とも平年より0~2℃程度高めであった。
2)10海里以遠の表面水温は、平年より0~3℃程度高めであった。100m深水温は0~5℃程度高めであった。

図3 水温の平年偏差


※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。

3.水温の鉛直分布(図4、付表)

1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線で11~18℃台、トドヶ埼定線で3~18℃台、尾埼定線で3~17℃台、椿島定線で10~19℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線では20海里以東の300m以深に分布していた。トドヶ埼定線、尾埼定線では10海里以東の300m以深に分布していた。椿島定線では30海里以東の300m以深に分布していた。
3)20℃以上の水温帯は、椿島定線の20海里表面以外に分布は認められなかった。


図4 水温の鉛直分布(令和6年7月2~4日)

4.統計的手法を用いた翌月の水温予測(詳細はPDF版に掲載)

8月の100m深水温は「平年並み」~「高い」、各0海里定点の10m深は「極めて高い」と予測された。

1予測時期
・8月上旬
2予測海域
・100m深水温は、黒埼定線、トドヶ埼定線、尾埼定線、椿島定線の距岸5、10、20、30、40、50海里(合計24定点)。
・10m深水温は、各定線の0海里定点(合計4定点)。