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令和6年7月25日
水温は表層から底層までおおむね13~23℃台となり、透明度は前月よりも概ね高い値となっていました。
7月17日に実施した大船渡湾内観測結果をお知らせします。
水温は、2.5m層及び15m層では平年よりもやや高めですが、平年の値となっていました。
塩分は前月から引き続き、2.5m層及び15m層ともに低下し、平年値に近づくか平年値までに回復しています。
透明度はSt.1及びSt.6を除く定点で前月よりも高い傾向となっており、前年同期と比較して湾口付近のSt.5及び6以外では高い値となりました。
溶存酸素量はSt.6の海底上1mで前月よりも減少し、水産用水基準値の「内湾漁場の夏季底層において最低限維持しなければならない」4.3mg/Lを下回り今後も注意が必要です。
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図1 大船渡湾調査定点図
※ St.1からSt.6(○)において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
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図2 透明度の比較(前年同月、前月)
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図3 St.1(湾奥)の水温及び塩分の推移
※St.1は水深10m未満
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図4 St.2(清水)の水温及び塩分の推移
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図5 St.3(珊瑚島)の水温及び塩分の推移
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図6 St.4(蛸の浦)の水温及び塩分の推移
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図7 St.5(船河原)の水温及び塩分の推移
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図8 St.6(片頭)の水温及び塩分の推移
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図9 表層のクロロフィル蛍光値
※水質計で測定した値であり、正確な濃度ではありません。湾内の相対的な比較としてご利用ください(月をまたいでの比較はできません)。
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図10 2.5m層のクロロフィル蛍光値
※水質計で測定した値であり、正確な濃度ではありません。湾内の相対的な比較としてご利用ください(月をまたいでの比較はできません) 。
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図11 15m層のクロロフィル蛍光値
※水質計で測定した値であり、正確な濃度ではありません。湾内の相対的な比較としてご利用ください(月をまたいでの比較はできません) 。 St.1は水深約10mでした。
担当:漁場保全部