令和7年4月16日
10海里以内の表面水温は7~8℃台で、平年並~1℃程度高め。
黒埼定線の30~50海里定点の表面水温は3~4℃台となっている。
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)10海里以内の表面水温は7~8℃台。前年は8~17℃台であった。100m深水温は6~7℃台。前年は7~14℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面では黒埼定線の30~50海里定点に、100m深では全定線の30~40海里定点に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、表面では尾埼定線及び椿島定線の70海里定点に、100m深では椿島定線70海里定点に分布していた。
図1 水温の分布(令和7年4月7~9日)
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表面
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100m
図2 水温の分布(令和6年4月10~12日)
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表面
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100m
2. 平年偏差(図3)
1)10海里以内の表面水温は平年並~1℃程度高め、100m深水温は平年並であった。
2)10海里以遠の表面水温は、黒埼定線では30~50海里定点が、トドヶ埼定線では30海里定点及び50海里定点が、尾埼定線では50海里定点が、椿島定線では20~40海里定点が1℃程度低めであった。100m深水温は、黒埼定線では30~50海里定点が1~3℃程度低め、トドヶ埼定線、尾埼定線及び椿島定線では30~50海里定点が1℃程度低めであった。
図3 水温の平年偏差
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表面
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100m
※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線では6~9℃台、トドヶ埼定線では2~8℃台、尾埼定線では3~8℃台、椿島定線では4~8℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、全定線の20~50海里定点の200m以深に分布していたほか、黒埼定線の30~50海里定点、トドヶ埼定線の30海里定点及び70海里定点、尾埼定線の50海里定点、椿島定線の30海里定点の10m以深に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、尾埼定線及び椿島定線の70海里定点の0~75mに分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和7年4月7~9日)
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黒埼
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トドヶ埼
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尾埼
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椿島
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測
精度の改善が見られるまでお休みします。