令和7年5月20日
10海里以内の表面水温は8~10℃台で、平年並~1℃程度高め。
トドヶ埼、尾埼定線の40海里以遠及び椿島定線の50海里以遠の表面水温は13℃以上となっている。
1. 水温分布(図1、図2、付表)
1)10海里以内の表面水温は8~10℃台。前年は10~18℃台であった。100m深水温は5~8℃台。前年は8~12℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、表面では分布がなく、100m深では椿島定線の30~40海里定点に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、表面では黒埼定線の0~5海里定点、トドヶ埼定線の0海里定点及び20~70海里定点、尾埼定線の0~20海里定点及び40~70海里定点、椿島定線の0~10海里定点及び50~70海里定点に、100m深ではトドヶ埼定線の40~70海里定点及び尾埼定線の50~70海里定点に分布していた。
図1 水温の分布(令和7年5月8~12日)
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表面
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100m
図2 水温の分布(令和6年5月16~19日)
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表面
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100m
2. 平年偏差(図3)
1)10海里以内の表面水温は平年並~1℃程度高め、100m深水温は1℃程度低め~1℃程度高めであった。
2)10海里以遠の表面水温は、尾埼定線の30海里定点及び椿島定線の20~40海里定点で平年並~2℃程度低めであったほかは、1~4℃程度高めであった。100m深水温は、尾埼定線の20~30海里定点、椿島定線の20~50海里定点及びトドヶ埼定線の20海里定点で平年並~3℃程度低めであったほかは、2~4℃程度高めであった。
図3 水温の平年偏差
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表面
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100m
※ 5海里より沿岸は水深が100m未満。Kriging法により外挿して表示。
3.水温の鉛直分布(図4、付表)
1)本県沿岸10海里以内は、黒埼定線では8~10℃台、トドヶ埼定線では3~10℃台、尾埼定線では3~11℃台、椿島定線では7~10℃台であった。
2)5℃以下の水温帯は、黒埼定線では40海里定点及び70海里定点の300m深に、トドヶ埼定線では10~20海里定点、40海里定点及び70海里定点の200m以深に、尾埼定線では10~40海里定点の150m以深に、椿島定線では20~50海里定点の30m以深に分布していた。
3)10℃以上の水温帯は、各定線10海里以内の0~50m深並びにトドヶ埼定線及び尾埼定線の40~70海里定点の0~100m深を中心に分布していた。
図4 水温の鉛直分布(令和7年5月8~12日)
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黒埼
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トドヶ埼
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尾埼
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椿島
4.統計的手法を用いた翌月の水温予測
精度の改善が見られるまでお休みします。