令和7年6月27日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合
唐丹湾では、ホタテガイ稚貝の付着が継続しています。
調査結果の概要
6/26の唐丹湾の10m深水温は14.1℃、透明度は9mでした。
唐丹湾では、ホタテガイの殻長200μm未満の小型ラーバが1個/m3(昨年同時期:7個/m3)、200μm以上の大型のラーバが12個/m3(昨年同時期:10個/m3)出現しました。
ムラサキイガイのラーバは2,449個/m3、キヌマトイガイのラーバは148個/m3、エゾイシカゲガイのラーバが479個/m3でした。いずれのラーバも昨年同時期と比較して、かなり多めでした。
唐丹湾では、前回調査よりもホタテガイ稚貝の付着数が増加しました。
<他道県の採苗状況>
青森県(ホタテガイ採苗速報第11号(6/26発行))
6/20~25に実施した調査の結果、ホタテガイ稚貝の平均付着数(間引き後)は、陸奥湾の西側で20,238個/袋と平年値(過去10年平均値)の5割、東側で33,477個/袋と平年値と同程度。
稚貝の平均殻長は、平年値よりも大きい。
北海道(令和7年度ホタテガイ採苗情報15号(6/13発行))
6/9~10に実施した付着一斉調査の結果、ホタテガイ稚貝の付着数は219,136~2,555,904個/採苗器で歴年最高となった。