2025年ホタテガイ採苗情報(第12報)

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令和7年7月3日
協力機関:沿海振興局水産部・水産振興センター、関係漁業協同組合

前回調査(6/26)からホタテガイ稚貝の付着が減少しており、終息傾向です。

調査結果の概要

7/2の唐丹湾の10m深水温は15.4℃、透明度は11mでした。

唐丹湾では、ホタテガイの殻長200μm未満の小型ラーバが0個/m3(昨年同時期:5個/m3)、200μm以上の大型のラーバが0個/m3(昨年同時期:2個/m3)出現しました。

ムラサキイガイのラーバは904個/m3、キヌマトイガイのラーバは242個/m3、エゾイシカゲガイのラーバが303個/m3でした。いずれのラーバも昨年同時期と比較して、多めでした。

唐丹湾では、ホタテガイ稚貝の付着は継続していますが、前回調査から減少しており、終息していくものと考えられます。

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今年度のラーバ・付着稚貝調査は、今回で終了となります。
今後は、高水温の観測や付着盛期の結果を養殖管理情報や臨時号として発信しますので、養殖管理の参考としてください。