令和7年10月3日
水温は前月より低下しましたが、平年より高めでした。
溶存酸素量はSt.1、2、3及び6の底層で水産用水基準値を下回りました。なお、St.3は、15m層まで基準値を下回る低酸素状態でした。
9月24日に実施した大船渡湾内観測結果をお知らせします。
水温は前月より低下しましたが、平年より高めでした。
クロロフィル蛍光値は2.5m層が高い値となり、植物プランクトンが多く出現していると考えられました。
溶存酸素量はSt.1、2、3及び6の底層で水産用水基準値を下回りました。なお、St.3は、海底からおよそ10m上層まで低酸素状態となっています。現在、最高水温期であるため、微生物等による酸素の消費が活発になる可能性があることから、養殖生産物の状態に注意してください。
-
図1 大船渡湾調査定点図
※ St.1からSt.6において透明度の観測や表層0mから海底上1mの水質を観測した。
-
図2 St.1(湾奥)の水温及び塩分の推移
※St.1は水深10m未満
-
図3 St.2(清水)の水温及び塩分の推移
-
図4 St.3(珊瑚島)の水温及び塩分の推移
-
図5 St.4(蛸の浦)の水温及び塩分の推移
-
図6 St.5(船河原)の水温及び塩分の推移
-
図7 St.6(片頭)の水温及び塩分の推移
-
図8 表層のクロロフィル蛍光値
※水質計で測定した値であり、正確な濃度ではありません。湾内の相対的な比較としてご利用ください(月をまたいでの比較はできません)。 -
図9 2.5m層のクロロフィル蛍光値
-
図10 15m層のクロロフィル蛍光値
※水質計で測定した値であり、正確な濃度ではありません。湾内の相対的な比較としてご利用ください(月をまたいでの比較はできません) 。 St.1は水深約10mでした。