2019年度第2回 太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報(漁況情報号外)

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令和2年1月7日

<マイワシ>
来遊量:前年並~上回る
漁期・漁場:まき網漁場は5月以降に房総海域~三陸南部海域で形成。定置網は、仙台湾~三陸南部海域において、期を通じて入網。

<カタクチイワシ>
来遊量:三陸南部海域は前年を上回る。三陸北部海域はまとまった漁獲がない。

<マサバ・ゴマサバ>
来遊量:マサバは前年を上回る。ゴマサバは混獲される程度。サバ類全体としては前年を上回る。
漁期・漁場:まき網は、期後半に三陸南部海域に漁場が形成される。定置網は、4月以降に漁獲される。

令和元年12月23日に国立研究開発法人 水産研究・教育機構から「2019年度 第2回 太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。

今後の見通し(令和2年1月~6月)抜粋

<マイワシ>

・来遊量
全体としての来遊量は前年並~上回る。ただし漁獲量は、まき網の操業状況に左右される。

・漁期・漁場
まき網の漁場は、1月~4月は房総海域~常磐南部海域、5月以降は房総海域~三陸南部海域で形成される。定置網は、仙台湾~三陸南部海域において、期を通じて入網がみられる。

・魚体
近年の出現状況から、1歳魚は13 cm~17 cm前後、2歳魚は16 cm~18 cm前後、3歳魚は17 cm~19 cm前後、4歳以上は19 cm以上。まき網では、1月は3歳魚、4歳魚、2月~3月は2歳魚、4月~5月は3歳魚、4歳魚が主体となる。6月には、1歳魚~4歳魚が漁獲される。今期は特に2歳魚の割合が高い。定置網では、2歳魚主体に、1歳魚および3歳魚が混じる。

<カタクチイワシ>

・来遊量
三陸南部海域では、これまでの水揚の経過から判断すると、低水準であった前年を上回る。三陸北部海域、道東海域では、漁業情報や調査船調査の結果から、まとまった漁獲がない。

・漁期・漁場
まき網は房総海域~鹿島灘で期を通じて漁獲されるが、極めて散発的。

・魚体7 cm~13 cm の1 歳魚主体に、10 cm~13 cm の2 歳魚が漁獲される。ただし、12cm以上は極めて少ない。

<マサバ>

・来遊量
犬吠以北海域では前年を上回り、伊豆諸島周辺以西海域では前年並となる海域が多い。

・漁期・漁場・魚体
犬吠以北海域のまき網では、期後半には三陸南部海域にも漁場が形成されるが、昨年同様に漁況は低調となる。三陸海域の定置網では、4月以降に漁獲される。年齢別 尾叉長は、これまでの体長組成の推移、年齢査定の結果から概ね次のとおりである。1歳魚(2019年級群):26 cm以下、2歳魚(2018年級群):24 cm~28 cm、3歳魚(2017年級群):27 cm~31 cm、4歳魚(2016年級群):28 cm~32 cm、5歳魚(2015年級群):29 cm~34 cm、6歳(2014年級群)以上:31 cm以上。(各年級群の体長の範囲は広く重なり合っている)

<ゴマサバ>

・来遊量
犬吠以北海域では混獲される程度となるなど、低調であった前年を下回る海域が多く、全体としては低水準となる。
・魚体
年齢別尾叉長は、これまでの体長組成の推移、年齢査定の結果から概ね次のとおりである。1歳魚(2019年級群):30 cm以下、2歳魚(2018年級群):25 cm~34 cm、3歳魚(2017年級群):30 cm~37 cm、4歳魚(2016年級群):32 cm~38 cm、5歳(2015年級群)以上:33 cm以上。(各年級群の体長の範囲は広く重なり合ってる)
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御意見等は、漁業資源部(担当: 相生)までお寄せください。
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構ホームページ
(URL: http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2019/20191223/)を御参照願います。