令和2年10月20日発行
三陸海域では10月下旬に来遊があるが、来遊量は前年より少ない。
10月19日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「2020年度第5回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (10月下旬~12月上旬)抜粋
・対象海域:道東海域、三陸海域、常磐海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
・10月下旬は低位水準で推移する。
・11月上旬は低位水準で減少する。11月中旬以降は来遊がない。
・道東海域よりも南側を南下する魚群もあり、道東近海への来遊は極めて少ない。
(2)漁場
・10月下旬は、落石~厚岸の沖合に散発的に漁場が形成される。
・11月上旬は、落石~厚岸の沖合と襟裳岬沖に散発的に漁場が形成される。
2 三陸海域
(1)来遊量
・10月下旬は断続的な来遊があるが、来遊量は前年より少ない。11月上旬~11月中旬は低位水準である。
・11月下旬~12月上旬は、低位水準で減少する。
(2)漁場
・10月下旬は三陸北部、11月上旬~下旬は三陸北部~南部に漁場が形成される。
・12月上旬は、三陸南部に漁場が残る。
3 常磐海域
(1)来遊量
・10月下旬は来遊がない。11月上旬~12月上旬は低位水準である。
(2)漁場
・10月下旬は漁場が形成されない。11月上旬~12月上旬は常磐北部に漁場が形成される。
詳しくは漁業情報サービスセンターのホームページをご覧ください。
https://www.jafic.or.jp/information/category/news/