令和3年9月13日発行
三陸海域では、10月下旬になると来遊があるが、来遊量は少ない。
9月9日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「2021年度第1回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (9月中旬~10月下旬) 抜粋
・対象海域:道東海域、三陸海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
・ 9月中旬~下旬は来遊がない。
・ 10月上旬~下旬になると沖合から魚群が来遊する可能性もあるが、来遊量は前年よりやや多いものの断続的。
・ 多くの魚群は道東海域よりも東~南側を南下し、近海に来遊する群は極めて少ない。
(2)漁場
・ 9月中旬~10月上旬は、漁場は形成されず、主漁場は道東海域より東側の公海となる。
・ 10月上旬~下旬に、落石の沖合に散発的に漁場が形成される。
2 三陸海域
(1)来遊量
・ 9月中旬~10月中旬は来遊がない。
・ 10月下旬になると断続的な来遊があるが、来遊量は前年同様少ない。
(2)漁場
・ 10月下旬には三陸海域に漁場が形成される可能性があるが、漁場は三陸沿岸から離れた沖合となる。
詳しくは漁業情報サービスセンターのホームページをご覧ください。
https://www.jafic.or.jp/notice2/20210909.pdf