令和4年8月4日発行
対象海域:北西太平洋(道東海域から常磐海域)
対象漁業:サンマ棒受網(8月から12月)
来遊量:漁期を通じた来遊量は、昨年を上回るが、依然として低水準。
魚体:漁期を通じた漁獲物中の1歳魚の割合は前年を下回る。
1歳魚の平均体重も前年を下回り、100~110gが主体となる。
漁期・漁場:8月から9月は択捉島東方沖の公海に形成される。10月以降、道東海域以南の排他的経済水域(EEZ)及び隣接する公海に形成される。
三陸沖への南下は例年より遅く、漁場形成は10月下旬になる見込み。
7月29日に、水産庁から 「令和4年度サンマ長期漁海況予報(道東~常磐海域)」が発表されましたので概要をお知らせします。
海況の今後の見通し<海況(令和4年9月上旬まで)>
近海の黒潮続流の北限位置は「かなり北偏」で推移する。
親潮第1分枝の張り出しは「かなり南偏~やや北偏」で推移する。
下北半島沖の暖水塊は停滞する。
赤太線 200m水温14℃等温線(黒潮続流)
赤線 津軽暖流・暖水塊縁辺部
緑線 100m水温10℃等温線(黒潮系暖水北縁)
青線 100m水温5℃等温線(親潮水域南縁)
KE:黒潮続流 WR:暖水塊
TW:津軽暖流
O1:親潮第1分枝
O2:親潮第2分枝
C:冷水域
詳しくは下記のURLからご覧ください。
・令和4年度サンマ長期漁海況予報 (水産庁ホームページ 報道発表資料)
URL https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/210730.html
・2022年度第3回東北海区海況予報(国立研究開発法人 水産研究・教育機構)
URL http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease