令和4年10月21日発行
10月19日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「2022年度第5回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (10月下旬～12月上旬)抜粋
・対象海域：道東海域、三陸海域、常磐海域
・対象漁業：さんま棒受網漁業
・対象魚群：南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
・10月下旬～11月中旬に断続的な来遊がある。
・ 多くの魚群は、道東海域よりも東～南側を南下し、道東近海に来遊する群は極めて少ない。
(2)漁場
・ 10月下旬の主漁場は、道東海域より東側の公海となる。
・ 10月下旬～11月上旬は落石沖に、11月中旬には襟裳沖に散発的に漁場が形成される。
・ 11月下旬以降、漁場は形成されない。
2 三陸海域
(1)来遊量
・ 10月下旬～11月上旬に断続的な来遊があるが、来遊量は前年同様少ない。11月中旬は、低位水準で増加し、11月下旬～12月上旬は低位水準で推移する。
(2)漁場
・ 10月下旬～11月上旬は、三陸海域に漁場が形成される可能性があるが、漁場は三陸沿岸から離れた沖合となる。11月中旬～12月上旬は、三陸南部に漁場が形成される。
3 常磐海域
(1)来遊量
・ 10月下旬～11月上旬は来遊がない。11月中旬は断続的な来遊がある。11月下旬は低位水準で増加し、12月上旬は低位水準で推移する。
(2)漁場
・ 10月下旬～11月上旬は、漁場は形成されない。11月中旬～12月上旬は常磐北部に漁場が形成される。
詳しくは漁業情報サービスセンターのホームページをご覧ください。
https://www.jafic.or.jp/information/category/news/