令和6年8月21日発行
<マイワシ>
来遊量 : 前年を下回る。
漁期・漁場: まき網は、8~10月は道東海域が主漁場となり、三陸~房総海域は小規模な漁場形成となる。11~12月には三陸~常磐海域においても散発的に漁獲される。定置網は、各地で漁期を通じて散発的に漁獲される。
<カタクチイワシ>
来遊量 : 前年を上回るが、三陸北部海域ではまとまった漁獲はない。
漁期・漁場: 定置網及び2そうまき網は、漁期を通じて漁獲される。
<マサバ・ゴマサバ>
来遊量 : サバ類全体としては前年並~下回り、ゴマサバは混獲される程度。
漁期・漁場: 定置網、底曳網では漁期を通じて漁獲される。まき網漁場は、8~10月は道東~三陸 北部海域、11~12月は三陸北部~常磐海域に主に形成される。
8月2日に国立研究開発法人水産研究・教育機構から「2024年度第1回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。
今後の見通し(令和6年8~12月)抜粋3>
<マイワシ>房総~三陸海域、道東海域(まき網、定置網)
来遊量 : 前年を下回る。
漁期・漁場: まき網は、8~10月は道東海域が主漁場となり、三陸~房総海域は小規模な漁場形成となる。11~12月には三陸~常磐海域においても散発的に漁獲される。定置網は、各地で漁期を通じて散発的に漁獲される。
<カタクチイワシ>房総~三陸海域、道東海域(まき網、定置網)
来遊量 : 房総海域では漁獲主体となる0歳魚は予測が困難、1歳以上は前年を上回る。三陸南部海域~仙台湾では前年を上回る。三陸北部海域ではまとまった漁獲はない。道東海域では主たる漁獲対象とならない。
漁期・漁場: 房総海域の2そうまき網、三陸南部海域〜仙台湾の定置網では漁期を通じて漁獲される。道東海域および常磐~房総海域の1そうまき網では主な漁獲対象にはならない。
<マサバ・ゴマサバ>犬吠~三陸海域、道東海域(まき網、定置網等)
来遊量 : マサバ1歳魚は前年を下回る。2歳魚は前年を下回る。3歳魚は前年を上回る。4歳魚は前年を上回る。5歳魚は前年を下回る。6歳魚は前年並。マサバ全体としてはまき網では低調であった前年並~下回り、定置網では前年を上回り、底曳網では前年並。
ゴマサバは混獲される程度。サバ類全体としては低調であった前年並~下回る。
漁期・漁場: 定置網、底曳網では漁期を通じて漁獲される。まき網漁場は、8~10 月は道東~三陸北部海域、11~12月は三陸北部~常磐海域に主に形成される。
御意見等は、漁業資源部(担当: 村上)までお寄せください
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構Webページ
(https://www.fra.go.jp/home/kenkyushokai/press/)を御参照願います。