令和6年8月21日
青森県の定置網で大型クラゲの入網が確認されました
一般社団法人漁業情報サービスセンターがとりまとめた結果の概要を紹介します。
1.本県における大型クラゲ出現状況(図)
現時点では、本県海域での大型クラゲの出現は報告されておりません。
2.全国の大型クラゲ出現状況の概要(図1)
青森県で今年度初となる出現報告がありました。8月13日から19日にかけて、小型定置網に40~80cm程度の計4個体の入網が報告されています。
秋田県等の東北日本海側の海域で確認されていないことから、沖合を回遊した群の先端が到達しているものと見られ、間もなく岩手県海域に来遊する見込みです。
上記1及び2の情報から判断すると、沖合を回遊した大型クラゲが、程なくして本県沖に来遊する可能性が高いです。今後の情報を注視してください。
通常の来遊パターンとは異なり、秋田県等の東北日本海側の海域での出現は今のところ確認されておらず、沖合を回遊した群の先端が予想よりも早く青森県に到達したものと考えられます。まだ青森県で確認される個体数は少なく、漁業被害も発生していませんが、今後、来遊数の増加が懸念されるため、早めの対策をお願いいたします。当センターでは、翌週、漁業指導調査船「岩手丸」により、大型クラゲの来遊状況調査を実施する予定です。
なお、大型クラゲの入網や目撃情報などが確認されましたら、最寄りの水産部、水産振興センター又は水産技術センターまでお知らせください。
(参考)
大型クラゲに関する情報は、漁業情報サービスセンターが随時ホームページで公開しておりますので、併せてご確認ください(URL:http://www.jafic.or.jp/kurage/)。
図 2024年8月20日現在の大型クラゲの出現状況(漁業情報サービスセンター大型クラゲ出現情報(http://www.jafic.or.jp/kurage/)より引用)