令和7年5月14日
本県沿岸域でキタミズクラゲの出現が確認されています
1.本県におけるキタミズクラゲ出現状況(図1)
漁業指導調査船「北上丸」により、稚魚ネット斜め曳調査※を行ったところ、4月18日と21日に閉伊崎沖で計5個体、綾里崎沖で計20個体、5月8日と9日に綾里埼沖で計16個体が採捕されました。
※ 開口部の直径130cmの漏斗型ネットで、水深15mの層を5分間曳網。
2.全国のキタミズクラゲ出現状況の概要(図2)
漁業情報サービスセンターによると、4月23日~26日にかけて北海道日高町の定置網で大量入網が確認されているほか、3月から4月にかけて宮城県でも出現が確認されています。
以上から、北海道日高町沿岸から南下したキタミズクラゲの一部が、本県及び宮城県海域まで到達していると考えられます。これから、春季定置網の本格的な漁期に入りますが、海流によってはキタミズクラゲの大量入網の可能性がありますので、今後の情報にご注意ください。
なお、キタミズクラゲの入網や目撃情報などが確認されましたら、最寄りの水産部、水産振興センター又は水産技術センターまでお知らせください。
(参考)キタミズクラゲに関する情報は、漁業情報サービスセンターが随時ホームページで公開しておりますので、併せてご確認ください(URL:http://www.jafic.or.jp/kitamizu/)。

