令和7年10月9日
岩手県海域で大型クラゲの入網が確認されました
1.本県における大型クラゲ出現状況(図)
岩手県中部海域において、本県では今年初となる大型クラゲの出現報告がありました。9月24日から30日にかけて、須久洞漁場(岩泉町沖)の定置網において、50cm未満の小型個体を主体として、1日当たり3~10個体が入網しました。
2.全国の大型クラゲ出現状況の概要(図)
9月17日以降、秋田県から北海道の日本海側では、100cm程度の大型個体の入網が散発的に報告されており、沖合での底曳網への入網が主体となっています。
上記1及び2の情報から判断すると、本県での大量出現の可能性は低いと考えられますが、日本海側で確認された大型個体が来遊した場合、定置網などに漁業被害が発生する可能性があります。現在、津軽暖流の勢力が強い傾向にあり、日本海沖合から本県沿岸へ大型クラゲが来遊しやすい状況ですので、引き続き今後の情報に注視願います。
なお、大型クラゲの入網や目撃情報などが確認されましたら、最寄りの水産部・水産振興センターまでお知らせください。
(参考)大型クラゲに関する情報は、漁業情報サービスセンターが随時ホームページで公開しておりますので、併せてご確認ください(URL:http://www.jafic.or.jp/kurage/)。