平成29年7月7日
スケソウダラ(底びき網)の水揚は低調に推移しました。コウナゴ(こうなご棒受網)の水揚は極めて好調のまま終漁しました。
6月の県内主要5港(久慈、宮古、山田、釜石及び大船渡)における水揚状況を取りまとめた結果をお知らせします。
1. 定置網
6月の水揚量は2,073トン(平成28年度同期比1.1倍、平成27年度同期比61%、
過去5年平均※比1.4倍)でした。6月までの累計水揚量は3,719トン(平成28年度同期比1.2倍、過去5年平均比1.9倍)となりました。
※平成18~22年度(震災前5ヶ年)の平均値
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(1) クロマグロは、大船渡を中心に水揚があり、6月の水揚量は9トン(平成28年度同期比55%、平成27年度同期比23%、過去5年平均比16%)でした。累計水揚量は54トン(平成28年度同期比2.6倍、過去5年平均比66%)となりました。
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(2) サバ類は、釜石、大船渡を中心に水揚があり、6月の水揚量は1,344トン(平成28年度同期比2倍、平成27年度同期比50%、過去5年平均比3.7倍)でした。累計水揚量は2,544トン(平成28年度同期比1.5倍、過去5年平均比6.9倍)となりました。
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(3) ブリは、大船渡を中心に水揚があり、6月の水揚量は585トン(平成28年度同期比52%、平成27年度同期比1.3倍、過去5年平均比118倍)でした。累計水揚量は690トン(平成28年度同期比55%、過去5年平均比113倍)となりました。
2. 底刺網・延縄
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マダラ(刺網ほか)は、宮古を中心に水揚があり、6月の水揚量は92トン(平成28年度同期比64%、平成27年度同期比66%、過去5年平均比1.7倍)でした。累計水揚量は151トン(平成28年度同期比62%、過去5年平均比1.1倍)となりました。
3. 底びき網
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スケソウダラ(底びき網)は、宮古を中心に水揚があり、6月の水揚量は224トン(平成28年度同期比59%、平成27年度同期比59%、過去5年平均比25%)でした。累計水揚量は1,663トン(平成28年度同期比60%、過去5年平均比56%)となりました。
4. こうなご棒受網
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コウナゴ(こうなご棒受網)は、宮古を中心に水揚があり、6月の水揚量は264トンでした。今漁期(3~6月)の累計水揚量は1,271トン(平成28年度同期比15倍、過去5年平均比17倍)となりました。
5. カゴ
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タコ類(かご)は、宮古、釜石を中心に水揚があり、6月の水揚量は181トン(平成28年度同期並み、平成27年度同期比1.1倍、過去5年平均比95%)でした。累計水揚量は344トン(平成28年度同期比78%、過去5年平均並み)となりました。
ご意見等は、漁業資源部(担当:髙梨・児玉)までお寄せ下さい。
※集計値は、岩手県水産情報配信システムによるものです。