クロマグロ(定置網)の水揚が多くなっています。
サバ類(定置網)、ブリ(定置網)、マダラ(たら延縄)の水揚が低調です。
1.水揚状況(県内主要6港集計値)
7月上旬の県内主要5港(久慈、宮古、山田、大槌、釜石、大船渡)における水揚状況を取りまとめた結果をお知らせいたします。
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(1) クロマグロ(定置網)は、山田、釜石を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年比5.4倍、過去5年平均比7.8倍の48トンで、前年及び平年を大きく上回りました。
主要6港における7月上旬までの累計は、102トン(前年比3.4倍、過去5年平均比1.2倍)でした。
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(2) サバ類(定置網)は、大船渡を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年比33%、過去5年平均比53%の666トンで、前年及び平均を下回りました。
主要6港における7月上旬までの累計は、3,217トン(前年比85%、過去5年平均比1.2倍)でした。
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(3) ブリ(定置網)は、大船渡を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年比64%、過去5年平均比28%の88トンで、前年及び平均を下回りました。
主要6港における7月上旬までの累計は、779トン(前年比55%、過去5年平均比90%)でした。
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(4) スルメイカ(定置網)は、釜石を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年比80%、過去5年平均比14%の14トンで、前年及び平均を下回りました。
主要6港における7月上旬までの累計は、44トン(前年比1.4倍、過去5年平均比25%)でした。
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(5) スルメイカ(いか釣)は、久慈、大船渡で水揚がありました。
旬水揚は、前年比5.6倍、過去5年平均比46%の15トンで、前年を上回り平均を下回りました。
主要6港における7月上旬までの累計は、16トン(前年比4.6倍、過去5年平均比49%)でした。
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(6) マダラ(たら延縄)は、宮古、大槌で水揚がありました。
旬水揚は、前年比76%、過去5年平均比78%の46トンで、前年及び平年を下回りました。
主要6港における7月上旬までの累計は、231トン(前年比65%、過去5年比82%)でした。
2. 調査結果、その他の情報
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スルメイカ測定結果
平成29年7月7日に釜石魚市場で実施した、スルメイカ(定置網)の測定結果をお知らせします。
水揚物の外套背長(胴体部分の長さ)は12~16cmで、14㎝台が主体となっていました。