平成29年9月11日発行
三陸海域では、10月上旬になると、来遊がある
9月8日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「平成29年度第1回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (平成29年9月中旬~10月下旬) 抜粋
・対象海域:道東海域、三陸海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
9月中旬の来遊量は極めて少なく、来遊は断続的である。来遊量は、9月下旬からゆるやかに増加し、9月下旬は低位水準、10月上旬は中位水準となる。10月中旬から減少し、10月下旬は低位水準となる。
(2)漁場
9月中旬は、道東海域には漁場は形成されず、主漁場は道東海域より北東側の択捉島南沖~色丹島南沖となる。道東海域では、9月下旬に落石南~厚岸南沖に漁場が形成される。10月上旬は襟裳沖にも漁場が形成され、10月上旬~下旬は落石南沖~襟裳岬南沖に漁場が形成される。
2 三陸海域
(1)来遊量
10月上旬は、低位水準ではあるが来遊がある。10月中旬~下旬は、低位水準である。
(2)漁場
10月上旬は、三陸北部に漁場ができる可能性がある。10月中旬は三陸北部~中部が、10月下旬は三陸北部~南部が漁場となる。
※水準について
高位水準:大型船(100t以上)が一晩で満船になる量
中位水準: 〃 が二晩で満船になる量
低位水準: 〃 が三晩で満船になる量
ご意見等は、漁業資源部(担当: 川島、児玉)までお寄せ下さい。
詳しくは下記のURLからご覧ください。
http://www.jafic.or.jp/gyokaikyo/sanma/20170908.pdf