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アキサケ(定置網)、ブリ(定置網)、タコ類(かご)の水揚が好調です。
スルメイカ(いか釣)の水揚が低調です。
1.水揚状況(県内主要6港集計値)
10月上旬の県内主要6港(久慈、宮古、山田、大槌、釜石、大船渡)における水揚状況を取りまとめた結果をお知らせいたします。
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(1) アキサケ(定置網)は、久慈を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年比2.0倍、過去5年平均比1.5倍の159トンで、前年及び平均を上回りました。
8月からの累計は、291トン(前年比1.9倍、過去5年平均比1.1倍)でした。
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(2) ブリ(定置網)は、大船渡を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年比21倍、過去5年平均比7.5倍の870トンで、前年及び平均を大きく上回りました。
3月からの累計は、6,269トン(前年比2.9倍、過去5年平均比1.7倍)でした。
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(3) スルメイカ(いか釣)は、久慈を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年並み、過去5年平均比38%の45トンで、平均を下回りました。
3月からの累計は、999トン(前年比1.3倍、過去5年平均比65%)でした。
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(4) サンマ(さんま棒受網)は、大船渡を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年比1.2倍、過去5年平均比73%の2,530トンで、前年を上回り、平均を下回りました。
8月からの累計は、4,116トン(前年比47%、過去5年平均比40%)でした。
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(5) タコ類(かご)は、釜石を中心に水揚がありました。
旬水揚は、前年比7.8倍、過去5年平均比5.9倍の49トンで、前年及び平均を大きく上回りました。
3月からの累計は、733トン(前年並み、過去5年平均比1.1倍)でした。
2. 調査結果、その他の情報
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ブリ測定結果
平成29年10月10日に釜石魚市場で実施した、ブリ[ワカシ銘柄](定置網)の測定結果をお知らせします。
水揚物の尾叉長は31~42cmで、38㎝台が主体となっていました。
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さんま測定結果
平成29年10月5日(釜石魚市場) に実施したサンマ(さんま棒受網)の測定結果をお知らせします。10月上旬に北緯41度、東経148度付近(表面水温14.6℃)で漁獲されたサンマの肉体長の範囲は23~31cmで、30cm台主体となっていました。
大型クラゲ情報
今年は、対馬周辺~山陰沖でごく少量の発見に留まっています。 そのため、本県海域への大型クラゲの来遊数は、極めて少ないと考えられます。
ご意見等は、漁業資源部(担当: 及川・川島)までお寄せ下さい。