平成29年10月31日発行
三陸海域では、11月上旬は低位水準で減少する。
10月30日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「平成29年度第6回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (平成29年11月上旬~12月中旬) 抜粋
・対象海域:道東海域、三陸海域、常磐海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
来遊量は少なく、終漁。魚群の多くは道東海域より南側を通る。
(2)漁場
漁場は形成されない。
2 三陸海域
(1)来遊量
三陸海域よりも東側を南下する魚群が多く、11月上旬~下旬は低位水準で減少する。12月上旬は、断続的な来遊となる。12月中旬は、来遊量が少なく終漁となる。
(2)漁場
11月上旬~12月上旬は三陸南部が漁場となる。12月中旬は終漁となる。
3 常磐海域
(1)来遊量
11月上旬は低位水準であるが増加する。11月中旬から減少し、12月中旬は断続的な来遊となる。
(2)漁場
11月上旬は常磐北部が漁場となる。11月中旬~下旬は常磐北部~南部が、12月上旬は常磐南部が漁場となる。12月中旬は、常磐南部が漁場となるが、終漁となる。
※水準について
高位水準:大型船(100t以上)が一晩で満船になる量
中位水準: 〃 が二晩で満船になる量
低位水準: 〃 が三晩で満船になる量
ご意見等は、漁業資源部(担当: 川島、児玉)までお寄せ下さい。
詳しくは漁業情報サービスセンターのホームページをご覧ください。
〈トップページ〉→〈漁海況情報〉→〈サンマ中短期漁況予報〉
http://www.jafic.or.jp/gyokaikyo/sanma/20171030.pdf