平成30年3月5日発行
親潮系冷水が県中部の沿岸域に分布しています。
閉伊埼から大釜埼付近でイサダの魚探反応が複数ありました。
2月26~27日に漁業指導調査船「岩手丸」により、魚群探知機によるイサダ探索と海洋観測を実施しましたので、その結果をお知らせします。
1.調査結果の概要
県中部の沿岸域には、親潮系冷水が分布しており、表面水温は4~6℃台でした。
一方、県南部の沿岸域には黒潮系暖水が波及しており、表面水温は8~9℃台でした。尾埼付近には水温前線(潮目)が形成されていました(図1、観測野帳は別表)。
また、魚群探知機による調査の結果、閉伊埼から大釜埼付近(表面水温4~6℃台)にイサダの反応が複数確認できました(図2)。
2.イサダ漁場探索について
(1)現在、県中部に形成されている水温前線(潮目)付近に中心に漁場探索してください。
(2)今後も漁業指導調査船の魚群探知機によるイサダ漁場調査を実施し、漁業無線局や沿岸漁船組合経由で情報提供を行いますので、操業の参考にしてください。
別表 海洋観測野帳はダウンロードページを参照