平成30年9月12日発行
三陸海域への来遊は、10月中旬以降となる見込み。
9月10日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「平成30年度第1回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (平成30年9月中旬~10月下旬) 抜粋
・対象海域:道東海域、三陸海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
9月中旬の来遊量は少なく、来遊は断続的である。来遊量は、9月下旬~10月上旬にかけてゆるやかに増加するが低位水準である。10月中旬~下旬は道東海域よりも南側を南下する魚群もあり、来遊量は減少する。
(2)漁場
9月中旬は、道東海域には漁場は形成されず、主漁場は道東海域より北東~東側の択捉島南沖~色丹島南沖となる。道東海域では、9月下旬に落石南沖に漁場が形成される。10月上旬は厚岸沖まで漁場が広がる。10月中旬は襟裳岬南沖にも漁場が形成され、10月中旬~下旬は落石南沖~襟裳岬南沖に漁場が形成される。
2 三陸海域
(1)来遊量
10月中旬は、低位水準ではあるが来遊がある。10月下旬は、来遊量は増加するものの低位水準である。
(2)漁場
10月中旬は、三陸北部に漁場ができる可能性がある。10月下旬は三陸北部が漁場となる。
※水準について
高位水準:大型船(100t以上)が一晩で満船になる量
中位水準: 〃 が二晩で満船になる量
低位水準: 〃 が三晩で満船になる量
ご意見等は、漁業資源部(担当: 佐藤)までお寄せ下さい。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
http://www.jafic.or.jp/gyokaikyo/sanma/20180910.pdf