2018年度 第5回サンマ中短期漁況予報(漁況情報号外)

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平成30年10月22日発行

三陸海域への来遊は、三陸海域より東側を南下する魚群もあり低位水準となる。

10月19日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「平成30年度第5回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。

今後のサンマ漁況の見通し (平成30年10月下旬から12月上旬) 抜粋

・対象海域:道東海域、三陸海域、常磐海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群

1 道東海域

(1)来遊量
10月下旬は、道東海域よりも南側を南下する魚群もあり、来遊量は減少する。11月上旬で終漁となる。
(2)漁場
10月下旬は落石南沖から襟裳岬沖に漁場が形成される。11月上旬は、襟裳岬沖に漁場が残る。

2 三陸海域

(1)来遊量
10月下旬から11月中旬は、来遊量は増加するものの、三陸海域よりも東側を南下する魚群もあり、低位水準である。11月下旬から12月上旬は、来遊量は減少する。
(2)漁場
10月下旬は三陸北部が漁場となる。11月上旬には三陸南部まで漁場が広がり、11月上旬から中旬は三陸北部から南部が漁場となる。11月下旬から12月上旬は、三陸南部が漁場となる。

3 常磐海域

(1)来遊量
11月上旬は、低位水準ではあるが来遊がある。11月中旬から下旬は、来遊量は増加するものの低位水準である。12月上旬から、来遊量は減少する。
(2)漁場
11月上旬は、常磐北部に漁場ができる可能性がある。11月中旬から12月上旬は常磐北部が漁場となる。

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予測の概要

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海域の名称

※水準について
高位水準:大型船(100t以上)が一晩で満船になる量
中位水準: 〃 が二晩で満船になる量
低位水準: 〃 が三晩で満船になる量

ご意見等は、漁業資源部(担当: 佐藤)までお寄せ下さい。

詳しくは下記ホームページをご覧ください。
http://www.jafic.or.jp/gyokaikyo/sanma/20181019.pdf