2019年度 第2回 太平洋スルメイカ中短期漁況予報(漁況情報号外)

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令和元年11月6日発行

1 来遊量:前年並に少ない

2 漁期・漁場:対象期間を通じて漁場となる

10月31日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから「2019年度 第2回 太平洋スルメイカ中短期漁況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。

1 予報の説明(抜粋)

(1)予報の概要

第2回太平洋スルメイカ長期漁海況予報※公表後の漁況経過等を主要な情報として、11月におけるスルメイカの来遊量を予測したものです。
※ 国立研究開発法人水産研究・教育機構が令和元年9月26日にプレスリリースしたもので、概要については、10月3日付「漁況情報号外」として岩手県水産技術センターホームページ上で紹介しています。
(URL:http://www2.suigi.pref.iwate.jp/download/dl_fishery_info)

(2)常磐~三陸海域における見通しについて

ア 三陸海域における漁獲対象資源について
この海域の漁獲対象資源は、常磐~三陸海域に分布する群と道東太平洋海域から南下する群が主体と考えられています。

イ 予報の説明(図1、2)
三陸周辺海域における漁場一斉調査でのCPUE及び10月上旬~中旬の漁況から、当海域への来遊量は前年並であったと考えられます。
また、道東海域における10月上旬~中旬の漁況から、道東海域への来遊量は前年を下回ったと考えられることから、道東太平洋域から三陸周辺海域へ来遊する南下群は前年並に少ない可能性があります。
以上のことから、11月の常磐~三陸周辺海域への来遊量は前年並と予測されます。

2 主要データ(抜粋)

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図1 太平洋におけるいか釣り調査によるスルメイカのCPUE(いか釣り1台1時間当たり
漁獲尾数)令和元年8月~9月(左図)、平成30年8月~9月(右図)のいか釣り
によるスルメイカのCPUE(いか釣り機1台1時間当たり漁獲尾数)の分布を左図右
下の凡例にしたがって示す(×は漁獲なし)。破線で囲まれた海域は(A)常磐~
三陸周辺海域、(B)津軽海峡~道南太平洋海域、(C)道東太平洋海域および根室
海峡~オホーツク海域における来遊量予測の根拠となった調査海域を示す。

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図2 道東太平洋(上図)及び常磐~三陸海域(下図)の主要港におけるスルメイカの釣りによる旬別漁獲量(生鮮)とCPUE

御意見等は、漁業資源部(担当: 相生)までお寄せください。
本予報の詳細については、一般社団法人漁業情報サービスセンターホームページ
(URL: http://www.jafic.or.jp/gyokaikyo/index.html)を御参照願います。