令和2年9月9日
山陰地方から金華山沖まで広範囲で確認されています
一般社団法人漁業情報サービスセンターがとりまとめた結果の概要を紹介します。
1.本県における大型クラゲ出現状況(図1)
9月7日に久慈地区の定置網(4ヶ統)で大型クラゲの入網が確認されました。1ヶ統あたりの入網数は1~20個体(50cm以下~100cm以上)でした。
※本県には8月下旬に定置網への入網が初確認されており、現在も数量は多くはないものの断続的に入網が認められています。
2.全国の大型クラゲ出現状況の概要(図1)
最近2週間の大型クラゲの出現は、山陰地方から金華山沖まで広範囲で確認されています。入網数は、山陰地方で定置網1ヶ統あたり300個体とややまとまっておりますが、他の地域では1ヶ統あたり50個体以下の状況です。
上記1及び2の情報から判断すると、1網1,000個体を超えるような大量出現の可能性は低いと考えられますが、まとまった群が津軽海峡を越え本県に来遊する可能性もありますので、秋田県や青森県等の隣県の状況に注意してください。
また、県内での入網状況や目撃情報などありましたら、最寄りの水産部、水産振興センター、または水産技術センターまでお知らせください。
(参考)
大型クラゲに関する情報は、漁業情報サービスセンターが随時ホームページで公開しておりますので、併せて御覧ください(URL:http://www.jafic.or.jp/kurage/)。