令和2年9月16日発行
三陸海域では10月下旬になると来遊があるが、来遊量は前年より少ない。
9月9日に一般社団法人漁業情報サービスセンターから、「2020年度第1回サンマ中短期漁況予報」が発表されましたので概要を紹介します。
今後のサンマ漁況の見通し (9月中旬~10月下旬)抜粋
・対象海域:道東海域、三陸海域
・対象漁業:さんま棒受網漁業
・対象魚群:南下回遊群
1 道東海域
(1)来遊量
・9月中旬~10月上旬は来遊がない。
・10月中旬~下旬になると沖合から魚群が来遊する可能性もあるが、来遊量は前年より少なく断続的。
・多くの魚群は道東海域よりも東~南側を南下し、近海に来遊する群は極めて少ない。
(2)漁場
・9月中旬~10月上旬は、漁場は形成されず、主漁場は道東海域より東側の公海となる。
・10月中旬~下旬に、落石の沖合に散発的に漁場が形成される。
2 三陸海域
(1)来遊量
・9月中旬~10月中旬は来遊がない。
・10月下旬になると断続的な来遊があるが、来遊量は前年より少ない。多くの魚群は、三陸海域よりも東側を南下する。
(2)漁場
・10月下旬は三陸海域に漁場が形成される可能性があるが、漁場は三陸沿岸から離れた沖合となる。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
http://www.jafic.or.jp/notice2/20200909.pdf