令和2年9月24日
東シナ海から太平洋側まで広範囲で確認されています
一般社団法人漁業情報サービスセンターがとりまとめた結果の概要を紹介します。
1.本県における大型クラゲ出現状況(図1)
9月22日に久慈地区の定置網(2ヶ統)で大型クラゲの入網が確認されました。1ヶ統あたりの入網数は20～30個体であり、傘径は100cm以上と大型の個体です。
※本県には8月下旬に定置網への入網が初確認され、現在も断続的に入網が認められています。洋上駆除の作業時間の増大等、操業に支障が出ている状況です。
2.全国の大型クラゲ出現状況の概要(図1)
最近2週間の大型クラゲの出現は、東シナ海から太平洋側まで広範囲で確認されています。特に、東シナ海の底びき網及び長崎県対馬市の定置網では1日あたり100～400個体とまとまった入網が認められています。
上記1及び2の情報から判断すると、本県の定置網において1網1,000個体を超えるような大量出現の可能性は低いですが、今後も断続的に入網が続くと考えられます。また、大型クラゲの発生源である東シナ海周辺海域でまとまった群が確認されていることから、後続の群れによるまとまった入網が日本海を中心に発生する可能性があります。引き続き全国の出現動向には注意してください。
また、県内での入網状況や目撃情報などありましたら、最寄りの水産部、水産振興センター、または水産技術センターまでお知らせください。
漁業情報サービスセンター大型クラゲ出現情報(http://www.jafic.or.jp/kurage/)より引用
(参考)
大型クラゲに関する情報は、漁業情報サービスセンターが随時ホームページで公開しておりますので、併せて御覧ください(URL：http://www.jafic.or.jp/kurage/)。