令和2年10月1日発行
来遊量は前年を上回り、対象期間を通じて漁場となる
9月29日に国立研究開発法人 水産研究・教育機構から「2020年度 第2回 太平洋スルメイカ長期漁況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。
令和2年8月~9月に実施した漁場一斉調査及び7月~9月の漁況経過を主要な情報として、太平洋における令和2年10月~12月のスルメイカの来遊量を予測したものです。
今後のスルメイカ漁況の見通し (令和2年10月~12月) 抜粋
対象海域:道東太平洋海域、根室海峡~オホーツク海、津軽海峡~道南太平洋海域、常磐~三陸海域
対象漁業:いか釣り、底びき網、定置網、まき網
対象魚群:主に冬季発生系群(令和2年級群)
1 道東太平洋海域(いか釣り、底びき網)
(1)来遊量:前年を上回る
(2)漁期・漁場:漁場形成は散発的となる
(3)魚体:前年並
2 根室海峡~オホーツク海(いか釣り、定置網、底びき網)
(1)来遊量:前年を下回る
(2)漁期・漁場:漁獲のピークは前年の11月中旬より早い
(3)魚体:前年並
3 津軽海峡~道南太平洋海域(いか釣り、定置網)
(1)来遊量:前年を上回る
(2)漁期・漁場:対象期間を通じて漁場となる
(3)魚体:前年並
4 常磐~三陸海域(いか釣り、底びき網、定置網、まき網)
(1)来遊量:前年を上回る
(2)漁期・漁場:対象期間を通じて漁場となる
(3)魚体:前年並
御意見等は、漁業資源部(担当: 相生)までお寄せください。
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構ホームページ
(http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2020/20200929/index.html)を御参照願います。