令和2年10月9日
広範囲で確認されていますが、入網数は少量です
一般社団法人漁業情報サービスセンターがとりまとめた結果の概要を紹介します。
1.本県における大型クラゲ出現状況(図1)
10月5日に久慈地区の定置網(3ヶ統)で大型クラゲの入網が確認されました。1ヶ統あたりの入網数は5個体以下と少量ですが、傘径は最大100cmと大型個体が入網しています。
2.全国の大型クラゲ出現状況の概要(図1)
最近2週間の大型クラゲの出現は、対馬海峡から太平洋側まで広範囲で確認されていますが、出現数はおおむね1網あたり100個体以下にとどまっています。
上記1及び2の情報から判断すると、9月下旬に東シナ海周辺海域でまとまった入網が確認されていましたが、現在は小康状態にあると考えられます。しかし今後、東シナ海周辺海域で確認された群が沿岸域に出現する可能性があることから、引き続き全国の出現動向には注意してください。
また、県内での入網状況や目撃情報などありましたら、最寄りの水産部、水産振興センター、または水産技術センターまでお知らせください。
(参考)
大型クラゲに関する情報は、漁業情報サービスセンターが随時ホームページで公開しておりますので、併せて御覧ください(URL:http://www.jafic.or.jp/kurage/)。