2021年度ヨーロッパザラボヤ付着情報(No4)

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令和3年8月4日

付着が継続していますが、7月調査時としては直近3年間で最も少ない状況です。また、ユウレイボヤの付着も観察されはじめました。

調査方法

・山田湾内の定点において調査。
・ホタテガイ貝殻製の付着器を5m、10m、15m水深に3枚ずつ垂下し、約1ヵ月間に付着したヨーロッパザラボヤ(1mm以上)を計数。
・平均付着数:9枚(3水深×3枚)の付着器1枚あたりの平均値。

調査結果

付着器投入日:令和3年6月23日
付着器回収日:令和3年7月30日

・7/30の水深5・10・15m層の平均水温18.9℃、透明度は11mでした。
・付着器1枚あたりのヨーロッパザラボヤの平均付着数は18個でした。
*付着器1枚あたりのユウレイボヤの付着数は0.2個でした。

付着器1枚あたりの平均付着数

R元 R2 R3
1 5 6 2
2 0 0 0
3 0 0 0
4 0 0 0
5 2 2 9
6 1,004 434 33
7 550 115 18
8 163 15  
9 28 3  
10 32 11  
11 43 7  
12 14 2  
20210804aspersa001

図1 山田湾定点における平均水温(5・10・15m)の推移
20210804aspersa002

図2 山田湾定点におけるヨーロッパザラボヤの平均付着数の推移

次報は、8月末頃に発行する予定です。