令和3年9月30日
青森県沖(太平洋側)で大型クラゲの出現が確認されました
一般社団法人漁業情報サービスセンターがとりまとめた結果の概要を紹介します。
1.本県における大型クラゲ出現状況(図1)
現時点では、本県海域での大型クラゲの出現は報告されておりません。
2.全国の大型クラゲ出現状況の概要(図1)
青森県の太平洋側で今年度初となる出現報告がありました。1m程度のサイズが1個体確認されています。
最近の大型クラゲの出現は、日本海全域で確認されており、若狭・能登地域での出現が主体となっています。定置網では、京都府~石川県において数十~数百個体の入網、底曳網では散発的に数~数十個体の入網、まき網では0.5~2.5トンの入網が報告されています。底曳網での情報から、沖合に分布があることが確認されています。
上記1及び2の情報から判断すると、大型クラゲが間もなく本県沖に到達すると考えられます。
日本海の沿岸域では出現がやや落ち着いた状況ではありますが、過去には10月から大量出現が確認された年もありますので、引き続き注意が必要です。
大型クラゲの入網や目撃情報などが確認されましたら、最寄りの水産部、水産振興センター又は水産技術センターまでお知らせください。
(参考)
大型クラゲに関する情報は、漁業情報サービスセンターが随時ホームページで公開しておりますので、併せて御覧ください(URL:http://www.jafic.or.jp/kurage/)。
図 2021年9月27日現在の大型クラゲの出現状況(漁業情報サービスセンター大型クラゲ出現情報(http://www.jafic.or.jp/kurage/)より引用)