令和3年10月4日発行
来遊量は前年を下回り、対象期間を通じて漁場となる。魚体は前年並。
9月30日に国立研究開発法人 水産研究・教育機構から「2021年度 第2回 太平洋スルメイカ長期漁況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。
令和3年8月~9月に実施したいか釣り調査及び漁況経過を主要な情報として、太平洋における令和3年10月~12月のスルメイカの来遊量を予測したものです。
今後のスルメイカ漁況の見通し (令和3年10月~12月)抜粋
対象海域:道東太平洋海域、根室海峡~オホーツク海、津軽海峡~道南太平洋海域、常磐~三陸海域
対象漁業:いか釣り、底びき網、定置網、まき網
対象魚群:冬季発生系群(令和3年級群)
1 根室海峡~オホーツク海(いか釣り、定置網、底びき網)
(1)来遊量:前年並。
(2)漁期・漁場:漁期の中心は前年と同様10月までとなる。
(3)魚体:前年並。
2 道東太平洋海域(いか釣り、底びき網)
(1)来遊量:前年を下回る。
(2)漁期・漁場:漁場形成は散発的となる。
(3)魚体:前年並。
3 津軽海峡~道南太平洋海域(いか釣り、定置網)
(1)来遊量:前年並。
(2)漁期・漁場:対象期間を通じて漁場となる。
(3)魚体:前半は前年並、後半は前年より大きい。
4 常磐~三陸海域(いか釣り、底びき網、定置網、まき網)
(1)来遊量:前年を下回る。
(2)漁期・漁場:対象期間を通じて漁場となる。
(3)魚体:前年並。
漁業資源部(担当: 相生)までお寄せください。
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構Webページ
(http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2021/20210930/index.html)を御参照願います。