令和4年3月30日
3月29日に国立研究開発法人水産研究・教育機構から「2021年度太平洋いわし類長期漁海況予報」が発表されましたので、概要を紹介します。
マイワシ
来遊量 : 前年並~上回る。
漁期・漁場: まき網は、6月には三陸南部海域、6月下旬以降には道東海域で漁場が形成される。
定置網は、仙台湾~三陸南部海域において、期を通じて入網がみられる。
カタクチイワシ
来遊量 : 三陸南部海域で前年並。
漁期・漁場: まき網及び定置網は、三陸海域で漁場が形成されない。
今後の見通し(令和4年4月~7月)抜粋
マイワシ 房総~三陸海域、道東海域(まき網、定置網)
来遊量 : 前年並~上回る。
漁期・漁場: まき網は、犬吠埼沖~常磐南部海域で断続的に形成され、6月には三陸南部海域、6月下旬以降には道東海域でも形成される。定置網は、仙台湾~三陸南部海域において、期を通じて入網がみられる。
魚体 : 12cm~15cm前後(1歳魚)、14cm~17cm前後(2歳魚)、16cm~20cm(3歳魚)、18cm以上(4歳魚)。期後半には房総海域において12cm未満(0歳魚)も漁獲される可能性がある。
カタクチイワシ 房総~三陸海域、道東海域(まき網、定置網)
来遊量 : 房総・常磐海域、三陸南部海域では前年並。三陸北部海域ではまとまった漁獲がない。道東海域では予測が困難。
漁期・漁場: 房総海域~鹿島灘では期を通じて巻き網により漁獲されるが、極めて散発的。
魚体 : 7cm~13cmの1歳魚主体に漁獲され、12cm以上の2歳魚が少量混じる。
御意見等は、漁業資源部(担当: 相生)までお寄せください。
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構Webページ
(http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2021/20220329/index.html)を御参照願います。