マイワシ、サバ(定置網)の当旬の水揚げは、前年及び5年平均を上回って、この時期の水揚げの主体となっています。
ブリ(定置網)の水揚げは、前年及び5年平均を下回って低調です。
スルメイカ(定置網)の水揚げは、好調に推移しており、本県には単一の生まれ群を主体に来遊していると考えられます。
1. 7月下旬の水揚状況:県内主要6港(久慈、宮古、山田、大槌、釜石、大船渡)集計値
(1)マイワシ(定置網)
※ 旬水揚は山田、大船渡及び釜石が中心となっています。
(2)サバ類(定置網)
※ 旬水揚は大船渡及び釜石が中心となっています。
(3)ブリ(定置網)
※ 旬水揚は大船渡、久慈及び釜石が中心となっています。
(4)スルメイカ(定置網)
※ 旬水揚は大船渡及び釜石が中心となっています。
2 測定結果:釜石魚市場定置網におけるスルメイカ外套背長組成(7月上旬から下旬)
R3年度は、7月上中旬の外套背長13~16cm主体から7月下旬の21~24cm主体と大きく組成が変化したが、R4年度は、外套背長17~19cm主体で組成に大きな変化は見られない。
今のところ、単一の生まれ群が主体となって、本県沿岸に来遊していると考えられる。