令和4年12月27日発行
<マイワシ>
来遊量 : 前年並~上回る。
漁期・漁場 : まき網漁場は、1月に常磐南部~三陸南部海域、6月に犬吠埼沖~三陸南部海域、6月下旬に道東海域で形成される。定置網は、仙台湾~三陸南部海域において、期を通じて入網がみられる。
<カタクチイワシ>
来遊量 : 三陸南部海域では、前年並。常磐海域、三陸北部海域ではまとまった漁獲がない。
漁期・漁場 : 三陸海域の定置網では1月まで漁獲される。
<マサバ・ゴマサバ>
来遊量 : マサバは、まき網において低調であった前年並で、定置網及び底曳網において前年を下回る。ゴマサバは混獲される程度。さば類全体としては低調であった前年並。
漁期・漁場 : まき網漁場は、期後半に三陸南部海域でも形成される。定置網は、1月、2月及び4月以降に三陸海域で漁獲される。
12月23日に国立研究開発法人水産研究・教育機構から「2022年度 第2回 太平洋いわし類・
マアジ・さば類長期漁海況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。
今後の見通し(令和5年1月~6月)抜粋3>
<マイワシ>房総~三陸海域、道東海域(まき網、定置網)
来遊量 : 前年並~上回る。
漁期・漁場 : まき網漁場は、1月は常磐南部~三陸南部海域、2月~5月は犬吠埼沖~常磐南部海域、6月は犬吠埼沖~三陸南部海域で形成され、6月下旬には道東でも形成される。定置網では、仙台湾~三陸南部海域において、期を通じて入網がみられる。
<カタクチイワシ>房総~三陸海域、道東海域(まき網、定置網)
来遊量 : 房総海域では前年を下回る。三陸南部海域では前年並。常磐海域、三陸北部海域ではまとまった漁獲がない。道東海域では主たる漁獲対象とならない。
漁期・漁場 : 房総沿岸海域の2そうまき網では期を通じて散発的に漁獲される。三陸海域の定置網では1月まで漁獲される。常磐~房総海域、道東海域の1そうまき網の主な漁獲対象にはならない。
<マサバ・ゴマサバ>犬吠~三陸海域(まき網、定置網、底曳網)
来遊量 : マサバ1歳魚は前年を下回る。2歳魚は前年を上回る。3歳魚は前年を上回る。4歳魚は前年を下回る。5歳魚は前年を上回る。6歳以上は前年を上回る。マサバはまき網では低調であった前年並。定置網、底曳網では前年を下回る。ゴマサバは混獲される程度。サバ類全体としては低調であった前年並。
漁期・漁場 : まき網では期を通じて犬吠埼沖~常磐南部海域が主漁場となり、期後半には三陸南部海域にも漁場が形成される。三陸海域の定置網では1月、2月及び4月以降に漁獲される。三陸海域の底曳網では期を通じて漁獲される。
漁業資源部(担当: 相生)までお寄せください。
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構Webページ
(https://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr2022/20221223_2/index.html)を御参照願います。