2023年度ヨーロッパザラボヤ付着情報(No3)

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令和5年7月28日

付着数は6月をピークに減少しましたが、100個体以上が付着しており、令和2年以前と同水準で推移しています。

4月から垂下していた付着器には、最大で500g以上のヨーロッパザラボヤが付着していました。

調査方法

・山田湾内の定点において調査。
・ホタテガイ貝殻製の付着器を5m、10m、15m水深に3枚ずつ垂下し、約1ヵ月間に付着したヨーロッパザラボヤ(1mm以上)を計数。
・平均付着数:9枚(3水深×3枚)の付着器1枚あたりの平均値。
・4月から付着器を垂下して、ヨーロッパザラボヤの成長を調査。

調査結果

付着器投入日:令和5年4月25日、6月21日
付着器回収日:令和5年7月24日

・6/21の水深5・10・15m層の平均水温は 18.33℃、透明度は12mでした。
・6/21に垂下した付着器のヨーロッパザラボヤの平均付着数は181.9個/枚でした。
*ユウレイボヤの付着数は1.4個/枚でした。
・4月から垂下していた付着器のヨーロッパザラボヤの平均付着数は99.1個/枚(25~207個体)、平均重量は167.6g/枚(36~535g)でした。

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図1 山田湾定点における平均水温(5・10・15m)の推移
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図2 山田湾定点におけるヨーロッパザラボヤの平均付着数の推移
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図3 山田湾定点におけるヨーロッパザラボヤの平均付着重量の推移
※5月も付着していたが、計測できない小型個体のみだったため「0」とした。
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写真 4月から垂下していた付着器に付着していたヨーロッパザラボヤ

次報は、令和5年8月下旬に発行する予定です。