令和5年8月1日発行
対象海域:北西太平洋(道東海域から常磐海域)
対象漁業:サンマ棒受網(8月から12月)
来遊量:低水準となる(令和4年と同水準)。
魚体:漁期を通じた漁獲物中の1歳魚の割合は昨年を上回る。
1歳魚の平均体重は昨年を上回り、110~120gが主体となる。
漁期・漁場:8月は千島列島東方沖の公海(東経160度以西)に漁場が形成される。
9月の主漁場は引き続き公海であるが、北海道周辺および千島列島周辺において散発的に来遊する小規模な魚群を対象とし、偶発的に漁場が形成される可能性がある。
10月以降も三陸海域を含む日本近海へはほとんど来遊せず、漁場は公海を中心に形成される。
7月28日に、水産庁から 「令和5年度サンマ長期漁海況予報(道東~常磐海域)」が発表されましたので概要をお知らせします。
海況の今後の見通し<海況(令和5年9月上旬まで)>
近海の黒潮続流の北限位置は「極めて北偏」で推移する。
親潮第1分枝の張り出しは「平年並~かなり北偏」で推移する。
赤太線 200m水温14℃等温線(黒潮続流)
赤線 津軽暖流・暖水塊縁辺部
緑線 100m水温10℃等温線(黒潮系暖水北縁)
青線 100m水温5℃等温線(親潮水域南縁)
KE:黒潮続流 WR:暖水塊
TW:津軽暖流
O1:親潮第1分枝
O2:親潮第2分枝
C:冷水域
詳しくは下記のURLからご覧ください。
・令和5年度サンマ長期漁海況予報 (水産庁ホームページ 報道発表資料)
URL https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/sigen/230728.html
・2023年度第3回東北海区海況予報(国立研究開発法人 水産研究・教育機構)
URL http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease