令和5年8月9日発行
<マイワシ>
来遊量 : 前年並。
漁期・漁場 : まき網は、8月~10月は道東海域が主漁場となり、房総海域は小規模な漁場形成となる。11月~12月には三陸海域に散発的な漁場が形成される。定置網は、各地で期を通じて散発的に漁獲されるが、12月以降に本格化する。
<カタクチイワシ>
来遊量 : 前年を上回る。
漁期・漁場 : 定置網及び2そうまき網は、期を通じて漁獲される。
<マサバ・ゴマサバ>
来遊量 : マサバはまき網、底曳網で前年並、定置網では前年を下回る。ゴマサバは混獲される程度で、サバ類全体としては前年並。
漁期・漁場 : 定置網、底曳網は、期を通じて漁獲される。まき網漁場は、8~10月は道東~三陸北部海域、11~12月は三陸北部~常磐海域に主に形成される。
7月31日に国立研究開発法人水産研究・教育機構から「2023年度第1回太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報」が発表されましたので、内容を紹介します。
今後の見通し(令和5年8月~12月)抜粋3>
<マイワシ>房総~三陸海域、道東海域(まき網、定置網)
来遊量 : 前年並。
漁期・漁場 : まき網は、8月~10月は道東海域が主漁場となり、房総海域は小規模な漁場形成となる。11月~12月には三陸海域に散発的な漁場が形成される。定置網は、各地で期を通じて散発的に漁獲されるが、12月以降に本格化する。
<カタクチイワシ>房総~三陸海域、道東海域(まき網、定置網)
来遊量 : 房総海域では前年並~上回る。三陸海域では前年を上回る。道東海域では主たる漁獲対象とならない。
漁期・漁場 : 三陸海域の定置網及び2そうまき網、房総沿岸海域の2そうまき網は期を通じて漁獲される。道東海域、常磐~房総海域の1そうまき網の主な漁獲対象にはならない。
<マサバ・ゴマサバ>犬吠~三陸海域、道東海域(まき網、定置網等)
来遊量 : マサバ1歳魚は前年並。2歳魚は前年を上回る。3歳魚は前年を上回る。4歳魚は前年を下回る。5歳魚は前年を上回る。6歳魚は前年並。マサバ全体としてはまき網では低調であった前年並、定置網では前年を下回り、底曳網では前年並。ゴマサバは混獲される程度。サバ類全体としては低調であった前年並。
漁期・漁場 : 定置網、底曳網は期を通じて漁獲される。まき網漁場は、8月~10月は道東~三陸北部海域、11月~12月は三陸北部~常磐海域に主に形成される。
御意見等は、漁業資源部(担当: 小野寺)までお寄せください
なお、本予報の詳細については、国立研究開発法人水産研究・教育機構Webページ
(https://www.fra.go.jp/home/kenkyushokai/press/pr2023/20230731_1st_iwashi.html)を御参照願います。